
造園・外構コラム
芝生張りとは?行う時期からかかる費用まで詳しくご紹介
自宅の庭に家族が心地よく過ごせる緑の空間を作りたいので、芝生を張るのはどうかと考えているけれど、管理や費用の面でDIYか業者に依頼するかを迷っている人はいませんか?
この記事では、芝生張りの時期からかかる費用まで詳しくご紹介します。
芝生張りとは?
芝生張りとは、整地した地面の上に天然芝や人工芝を敷設し、緑のある景観と歩行・利用できる地面を作る外構工事のことで、施工が比較的行いやすいのが特徴的です。
芝生張りが果たす役割には、以下のようなものがあります。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 防草 | ・雑草を防ぎ、庭のメンテナンスにかかる手間を軽減する |
| 歩きやすさ | ・歩きやすいスペースにする |
| 景観 | ・季節の変化を感じさせ自然で明るい景観を作る |
| 土埃対策 | ・土埃を防ぐ |
| 照り返し対策 | ・夏場の照り返しを防ぐ |
現状の庭や外構で困っている内容が芝生張りで解消できるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
芝生張りの時期
芝生張りに適した時期には春と秋の2つがあるため、その理由も含めてご紹介します。
春
春(3月~5月)は気温が上がり始め、芝生もそれに合わせて活動を始める時期です。
そのため、芝生の根が成長しやすく、張り替え後も傷みにくいというメリットがあります。
また春の降雨を利用できるため、水やりの手間も省けるのも特徴的です。
春は芝生張りをしたいDIY初心者におすすめの時期だと言えるでしょう。
秋
秋(9月~11月)は夏の暑さが落ち着き気温と湿度が少しずつ安定してくる時期です。
そのため芝生の成長はゆっくりですが、しっかりと根付きやすくなります。また春と
比較すると雑草の発芽が少ないため、草取りの手間も省けます。
秋は芝生の休眠期である冬を越え、翌春にDIYで美しい芝生の庭を作りたい人におすすめです。
緑地開発では天然芝について4月〜7月までの施工をおすすめしていますが、これは芝生の自然な成長サイクルを生かして、根付きと初期育成を強化するためです。
一般的なDIYの目安と、施工業者が推奨する質の高い芝生を育成するための施工時期は異なるのを知っておきましょう。
芝生の張り方
DIYで芝生を張る方法は、ホームセンターの公式YouTubeチャンネルなどでも多く紹介されています。
DIYにおける芝生の張り方を「整地の手順」「芝生張りの手順」の2つに分けてご紹介します。
芝生張り前の整地の手順
芝生張り前の整地の手順を5つのステップでご紹介します。
床土(とこつち)をつくる
芝生張りにおける床土とは、芝生を張る前に地面を整え、芝生の根がしっかりと張れるように作る土の層のことです。
芝生を張った直後から根が伸び始める生育環境となるため、保水性、通気性、排水性のバランスを整えることが重要です。
雑草を取り除く
雑草はスコップなどを用いて根からしっかり取り除きます。
土を掘り起こす際は、かたまりが残らないように細かくならすことが大切です。
肥料をまく
植物を栽培する前にあらかじめ土に混ぜておく肥料を元肥(もとごえ)と言います。
床土作りにおいても元肥として「骨粉(こっぷん)」「油粕(あぶらかす)」「草木灰(そうもくばい)」などをまき、全体を混ぜ合わせます。
骨粉、油粕、草木灰それぞれの役割は以下の通りです。
| 元肥の種類 | 概要 | 役割 |
|---|---|---|
| 骨粉 | 動物の骨を粉砕した有機肥料の一種 | 植物の根の成長を助ける |
| 油粕 | 植物の種子から油を抽出した後に残る絞りかす | 床土に栄養を与え微生物の活性化を促す |
| 草木灰 | 植物を燃やして得られる灰 | カリウムやリン酸が豊富に含まれ、酸性土壌のpHを上げてアルカリ性にする |
肥料の成分が床土と結合することで、長期間効果が持続します。
なお、肥料の種類や量は芝生の種類や土壌の状態によって異なるため、使用量は商品表示を確認しましょう。
苦土石灰(くどせっかい)をまく
苦土石灰とは、ドロマイト(苦土石)を砕いて粉状や粒状にした肥料で、酸性土壌のpHを上げて植物が好む中性やアルカリ性にすることができます。
1m2あたり100g~200gを目安にまき、4日~5日程度日光にあてるとよいでしょう。
なお、土壌の状態によっては、苦土石灰を肥料より先にまいて土壌改良を行う場合もあります。
地面の凹凸をなくす
床土の表面から15cmくらいまでの深さを目安に、スコップなどを用いて全体をよく混ぜ合わせます。
その後全体をならし、足で踏む、もしくは木片でたたいて凹凸がなくなったら床土の完成です。
芝生張りの手順
芝生張りの手順を3つのステップにわけてご紹介します。
芝苗(しばなえ)を並べる
芝苗とは芝生を作るために使われる切り芝やロール芝などのことです。
床土に杭を打って目印となる糸を張り、張った糸に沿って芝苗を並べます。
並べ終わったら芝の上を足で軽く踏む、もしくは板でたたき、床土と芝苗を密着させましょう。
芝苗の主な並べ方の種類は以下の通りです。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| ベタ張り | 隙間を開けずに並べる方法で最も早く芝生が完成する |
| 目地張り | 芝苗同士を3cm~4cm程度の隙間を開けて並べる方法で、均一に成長するまで半年程度かかることがある |
| 市松張り | 市松模様のように網目状に芝苗を並べる方法で、均一に成長するまで1年程度かかることがある |
隙間を開けるほどコストは安くなりますが成長に時間がかかるため、どのような並べ方にするかはコストと成長のバランスを考えて選びましょう。
目土(めつち)をかける
目土とは芝生の管理において必要な土や砂のことです。
全体に床土と同じ土、もしくは市販の芝生用目土を薄くかけます。
目土をならして水やりをする
ほうきや木片を使って目土を芝苗によくすりこみます。
芝生の隙間に段差ができてしまわないよう、全体を平らにならすのも忘れてはいけません。
最後に水を多めにまき、芝生張りの完成です。
水やりは芝生が根付くまで、10日間~2週間程度は天候を見ながら毎日行いましょう。
参考:YouTube カインズ公式チャンネル「芝生の張り方|芝生の張り替え|初心者でも後悔しない芝の敷き方と手入れポイント」
参考:YouTube ホームセンタータイム「初心者でも簡単!芝生の張り方【一人でも出来る】」
参考:YouTube コメリ公式チャンネル「芝生の張り方【コメリHowtoなび】」
芝生張りにおけるDIYと業者に依頼した時の違い
芝生張りにおけるDIYと業者に依頼した時の違いを3つご紹介します。
芝生張り前の整地
芝生張り前の整地は、DIYと業者に依頼した場合で以下のような違いがあります。
| 施工方法 | 作業の特徴 |
|---|---|
| DIY | ・スコップやシャベルで土をならす ・地面の高さや傾斜を目視で調整 ・転圧は足踏みや板で行うことが多い |
| 業者 | ・レベル(水平器)を使った高さ調整 ・水はけを考慮した勾配設計 ・転圧機などの専用機械で地盤を均一に締め固める |
DIYは費用を抑えられる点や、自分で施工する楽しさがある点が魅力です。
またDIYでは整地を簡易的な道具で行うため凹凸や勾配のムラが出やすいのですが、業者に依頼すると専門的な整地を行うため施工後のトラブルは発生しにくくなるでしょう。
仕上がり
DIYと業者に依頼した場合では、芝生の仕上がりにも次のような違いがあります。
| 施工方法 | 作業の特徴 |
|---|---|
| DIY | ・芝の高さが部分的にそろわないことがある ・成長後に凹凸が目立つことがある ・水たまりができやすくなることがある |
| 業者 | ・芝生の高さが均一で美しい ・成長後の凹凸が出にくい ・水はけが良く管理しやすい |
DIYにおいては、見た目や耐久性は施工する人の経験値に左右されますが、業者に依頼した場合は完成直後だけではなく、長期間美しい見た目や耐久性が維持されるでしょう。
費用

画像出典:緑地開発公式ホームページ「砂利敷き・芝生張りとは?」
芝生張りをDIYで行う場合にかかる費用の内訳は以下の通りです。
・芝本体の材料費
・芝生張りに必要な道具の費用
芝は天然芝と人工芝にわけられますが、天然芝の単価は1m2あたり500円~1,000円程度、
人工芝の単価は1m2あたり1,000円~1万円台と単価に幅があるのが特徴的です。
そのため人工芝を張りたい人は材料費を多く見積もっておくことをおすすめします。
一方業者に依頼する場合にかかる費用の内訳は次の通りです。
・芝本体の材料費
・施工費
地盤や土壌の状態に応じて追加費用がかかる可能性があるため、自分の庭における正確な価格相場を知るには複数の業者に依頼し、相見積もりを取る必要があるでしょう。
緑地開発では敷地や下地の状態、使用する素材によって費用が異なるのを前提としつつ、初めて依頼するお客様の不安解消のため、ホームページに上記画像のように参考料金を掲載しています。
費用対効果や相場に合った価格を知るためにも、情報収集を丁寧に行うだけではなく、信頼できる業者から相見積もりを取り、何に費用がかかるのか内訳をしっかりと把握することが大切です。
高品質で費用に見合った芝生張りをご希望の方は緑地開発にご相談ください
高品質で費用に見合った芝生張りの施工をご希望の方は緑地開発にご相談ください。
緑地開発では芝生張りについての無料相談をお受けしていますが、無料現地調査も行っているため、芝生張りのように敷地や下地の状態、使用する素材によって費用が大きく異なる場合でも、より正確な費用をお伝えできます。
また天然芝・人工芝の両方に対応しており、経年劣化後の張り替えや補修作業も可能です。
将来的にも安心して芝生の庭を楽しめる環境をご提供します。
興味のある方は、次のページからお問い合わせください。
まとめ
芝生張りとは、整地した地面の上に天然芝や人工芝を敷設し、緑のある景観と歩行・利用できる地面を作る外構工事のことで、施工が比較的行いやすいのが特徴的です。
この記事も参考にして、ぜひ家族みんなが心地よく過ごせる芝生の庭づくりに取り組んでみてください。


